会社のお金をどんどん増やす!キャッシュリッチ経営への5ステップ
- 1月20日
- 読了時間: 4分

公認会計士・税理士として、日々多くの経営者様と向き合っている私ですが、最近つくづく思うことがあります。それは、「売上が上がっているのに、なぜか手元にお金が残らない」と悩んでいる社長がいかに多いか、ということです。
実は、会社が潰れるのは「赤字」だからではありません。「お金がなくなる」からです。逆に言えば、お金さえあれば、たとえ赤字でも会社は潰れません。
今回は、意外と知られていない「資金繰りが悪化する本当の理由」と、どうすれば「お金がどんどん増える会社」に変わるのか、その秘訣を解説します。
なぜ?「儲かっているはず」の会社が倒産する理由
東京商工リサーチのデータによると、倒産する会社の約半数は、実は「黒字」です。利益は出ているのに、支払う現金がなくて力尽きてしまう。これを「黒字倒産」と呼びます。
特に建設業など、先に材料費や外注費を支払い、入金が数ヶ月先になる業種では、「売上が急激に増える=倒産のリスクが高まる」という恐ろしい逆転現象が起こります。
資金繰りを悪化させる「7つの大罪」
あなたの会社、こんな状態に心当たりはありませんか?
急激な規模の拡大:売上が増えると、先に出ていくお金(仕入れや人件費)も爆増します。
在庫の増加:在庫は「形を変えた現金」です。倉庫に眠っている商品は、銀行残高が減っているのと同じです。
売上債権(売掛金)の増加:売上は上がっても、入金されるまではただの「紙の上の数字」です。
浪費(身の丈に合わない支出):儲かった気分になって高級車や豪邸を買う。これは論外ですね。
自己資金での設備投資:数千万円の機械をキャッシュで買うのは格好いいですが、手元の「命金」を削る危険な行為です。
過度な節税:ここが一番の落とし穴です! 税金を減らすには、利益(=お金の源泉)を減らすしかありません。節税ばかりしている会社に、お金は一生残りません。
間違ったお金の借り方:本来、ずっと必要な「運転資金」を、毎月返済が必要な「証書貸付」で借りていませんか?これでは返済が進むほど資金繰りが苦しくなります。
お金がどんどん増える会社にするための「5つの改善策」
では、どうすればキャッシュリッチな経営者になれるのでしょうか。
① 入金を前倒し、支払いを後ろに
ビジネスモデルを工夫して、できるだけ「前受け」でもらう仕組みを作りましょう。業界の慣習を言い訳にするのではなく、「どうすれば先に頂けるか」を考えるのが経営者の知恵の絞りどころです。
② 在庫を徹底的に減らす
「完全受注生産」に近づける努力をしてください。在庫が減れば、その分だけ現金が通帳に戻ってきます。
③ 正しい借り方「借りっぱなし」を活用する
事業を続けている限り、常に必要な運転資金は「短期継続融資」や「当座貸越」など、約定返済のない(借りっぱなしにできる)形で調達するのが財務の鉄則です。
④ 「節税」ではなく「納税」して内部留保を積む
税金を払った後の「残りのお金」こそが、会社を強くする唯一の武器です。しっかり納税して、銀行から「もっと貸したい」と言われる財務体質を作りましょう。
⑤ 業績を改善し、利益を出し続ける
身も蓋もない話ですが、やはり最後は「稼ぐ力」です。赤字を垂れ流していては、どんなテクニックも通用しません。
最後に:数字に強い社長が、夢を叶える
「税理士さんにお任せしているから」と数字を丸投げしていませんか?
経営の舵取りをするのは、社長ご自身です。お金の流れ(キャッシュフロー)を理解すれば、経営の不安は驚くほど解消されます。
「税金を払ってでも、手元の現金を最大化する」
このマインドセットに切り替えるだけで、あなたの会社は劇的に変わります。一緒に「キャッシュリッチな黒字社長」を目指しましょう!
「うちの会社の資金繰り、具体的にどこを直せばいい?」と気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の決算書を「お金が残る仕組み」に変えるお手伝いをいたします。
次は、あなたの会社の「適正な現預金保有額」を一緒に計算してみませんか?





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