【書籍紹介】センスいい人になるには『センスは知識からはじまる』
センスとは
最近、センスという言葉を気にするようになりました。
それは経営者が同じ戦略論を学び、実践する過程で、どうして業績に差がつくのか?、そういう疑問を持つようになったからです。
差がつく要因の一つとして私が考えているのは、戦略論に基づき経営の打ち手をひらめいた時の、「センス」の差ではないかと思っています。
ではセンスの良し悪しとは、どこで差がつくのでしょうか?
そんな疑問から、本書を読むことにしました。
センスとは知識の集積
本書をの中で、著者は「センスは知識の集積」としています。
それは、センスが良くなりたいならば普通を知っておかなければならないからであり、その普通を知る方法は知識を得る事だからです。
これは言い方を変えると、型破りになるには型を知らないと破れないと言うことと同じかも知れません。
普通というものを知っているからこそ、どうあるべきかという基礎がわかるということでしょう。
また「センスとは知識にもとづく予測である」ということも述べています。
確かに、経営者で経営センスの良い人というのは、打ち手に先を読む力があります。しかし、この先を読んだ打ち手も、全く無から生みだされたのではなく、様々な情報を知識をもって分析した結果という事でしょうから、やはりセンスは知識に基づくという風にいえるわけです。
そのほか、センスの良くするための知識の集積方法なども解説されていますが、どれも面白い視点から書かれており、それこそ知のセンスが磨かれる気がします。
是非、センスについて興味がある方は、一度お読みください。
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