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エグゼクティブが成果をあげるには?-経営者の条件【書籍紹介】

「普通のマネジメントの本は、人をマネジメントする方法について書いている。しかし本書は、成果をあげるために自らをマネジメントする方法について書いた。ほかの人間をマネジメントできるなどということは証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である。」

このような、まえがきから始まるP・F・ドラッカーの書著「経営者の条件」は、1966年に発表されましたが、60年近く時代が経ってもその内容が色あせることなく、むしろますます時代の感覚に合ってきているのではないかと思わせる内容です。



私がドラッカーを知ったのは大学生の時でした。

ドラッカーの著作を最初読んだときは、「良くわからないな」というのが正直な感想でした。

ただ不思議なことに、読んだ内容は心に残り、なにかがある度に引っかかって思い出すのですよね。

そこで思い出すたびに読み返すのですが、そのときに書いてある内容の理解が進み、なるほどそういうことが言いたいのかと、発見があるのです。

そういう意味では、読めば読むほど理解が進むという不思議な本でもあります。


経営者の条件は、簡単に言えば「他人をマネジメントするのが難しいけど、自分をマネジメントするのはできるよね。そもそも人をマネジメントする前に自分ができてないとダメじゃんね?」という前提のもとに、書き進められています。

内容は多岐にわたり、なかなかまとめるのも難しいのですが、中心的な部分はエグゼクティブが知識労働を担うゆえ、その結果は成果によって規定されるものであり、その成果には「時間」が重要であること、そして「強みを活かす」ことを考える事、意思決定はエグゼクティブ特有の仕事であり、ここが成果につながることが、説明されています。


経営者になれば、どのようにして仕事をしてゆけば成果があがるのか、わからないときがあります。


どのようにすれは、結果が残せるのか。


その点を知るには、非常に良い本だと思います。


内容的には自己啓発に入るのでしょうが、内容の深さから自己啓発を超え、経営思想書にようになっているとも思えます。


興味ある方は、是非一度お読みください。







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