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「だってしょうがないじゃないか」は禁止!倒産する社長に共通する10の特徴

  • 1月20日
  • 読了時間: 4分


社長、今日は耳が痛い話をします。

最近、倒産件数が増えている、という報道が目につきます。人手不足、物価高、金利のある世界への回帰……。外部環境は確かに厳しい。ただ、私が顧問先や再建支援の現場で痛感するのは、「環境が悪いから潰れる」よりも、「社長の“習慣”が会社を静かに弱らせる」ケースのほうが圧倒的に多い、という事実です。

私は以前、ある弁当会社の社長が大切にしていた「事業に失敗するこつ」を読んで、膝を打ったことがあります。結局のところ、会社が傾くときは、派手な一撃ではなく、日々の“当たり前”がズレていく。そこが怖いのです。

そこで今日は、倒産する社長に共通しやすい「10のクセ」を、足立の言葉で整理しておきます。当てはまったからといって即アウトではありません。気づいた瞬間から、修正できるからです。

倒産に近づく社長の10のクセ

1)売上だけ見て、利益とキャッシュを見ない

売上は“評判”みたいなものです。利益は“体力”。キャッシュは“酸素”。酸素が切れたら終わりです。売上を追う前に、「この仕事で、いくら残るか」を先に見てください。

2)原価が、どんぶり勘定

原価を把握していないのは、目隠しで高速道路を走るようなものです。「どこで儲けて、どこで失血しているか」を、社長が説明できない会社は、いずれ事故ります。

3)人を“コスト”としてしか見ない

人件費を削れば数字は一瞬良く見えます。でも、現場が荒れて品質が落ち、クレームが増え、採用ができず、最後に売上が落ちる。“人を粗末にする会社は、最後にお客様からも粗末に扱われる”。これが現実です。

4)社長が「稼ぎたい」を恥じている

綺麗事だけで会社は回りません。「もっと良くしたい」「もっと稼ぎたい」「社員にもっと払いたい」──その欲は、経営の燃料です。燃料がないのに、遠くへ行こうとしても無理なんです。願望・熱意・向上心が必要なのです。理念だけでは経営はうまくいきません。

5)苦しい局面で「社長だけ定時」

平時に休むのは構いません。休める会社を作るのも経営です。しかし、資金繰りが苦しい、利益が出ない、組織が崩れかけている。そういう局面で、社長が先に手を止めたら、会社は止まります。社長は最後の現場監督です。竹田先生がいうランチェスター法則における必勝の時間戦略、3200時間は当たり前ですが、圧勝の3700時間、決死の4200時間でしていかなければなりません。

6)口癖が「だってしょうがない」

これが一番危ない。「景気が悪いから」「人がいないから」「物価が上がったから」──それ、全部“事実”です。でも、事実を言うだけで1円も増えません。赤字の原因を外に置いた瞬間、社長はハンドルを手放します。会社は壁に向かって進むだけです。

7)来た仕事を受けるだけの“なすがまま経営”

舵のない船は、潮に流されて岩にぶつかります。「何をやらないか」「いくら以下は受けないか」「どんな客は断るか」この“断る基準”がない会社は、忙しいのに儲からない地獄に落ちます。

8)目先のうまい話に飛びつく

楽して儲かる話は、基本的に“毒入り”です。補助金や融資も同じで、「もらえるから投資する」になると判断が逆転します。投資は、必要だからする。順番を間違えると資金繰りが死にます。

9)銀行の言う通りに借りて、言う通りに返す

銀行は敵ではありません。ただ、銀行の論理があなたの会社の最適解とは限らない。「借り方」「返し方」「条件交渉」──ここは戦略です。返済が首を絞めているなら、条件変更を含めて“社長が”動くべき局面です。

10)保険が好きすぎて、キャッシュを溶かす

「節税になるから」で保険に入り、月のキャッシュが薄くなる。これ、再建現場で何度も見ました。必要な保障は必要。金融商品をつかってある程度の節税もいいと思います。でも、会社の血液(キャッシュ)を足りなくなるほど抜いてまでやるものではありません。

最近は節税を保険では難しくなりましたから、ほかの節税商品になっていますが、話は同じです。


立て直しに裏技はない。あるのは“当たり前”だけ

倒産寸前から持ち直す会社には共通点があります。派手な魔法ではなく、社長が当たり前を徹底しただけです。

  • 利益が出ない案件は断る

  • 固定費を削り、支出を止血する

  • 社長が新規開拓をやり直す

  • 資金繰りを“見える化”して、先手を打つ

結局、会社は社長の意思決定の積み重ねでできています。


最後に:社長、数字から逃げないでください

会社が良くなるとは、数字が良くなることです。そして数字は、社長に現実を突きつけます。だから怖い。だから見ない。──ここから崩れます。

今日から、「だってしょうがない」は禁止にしましょう。外部環境は変えられない。でも、社長の判断と行動は今日から変えられる。責任があるということは、変える力があるということです。

もし「うち、いくつか当てはまる…」と感じたなら、最初の一歩はシンプルです。資金繰りを見える化し、利益とキャッシュの“穴”を特定して、塞ぐ。ここから一緒にやりましょう。

 
 
 

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