top of page
  • Instagram
  • フェイスブック
  • さえずり
  • Youtube

融資に不安がある 資金繰りに悩む社長へー「返済は大丈夫です」と言った社長が、なぜ融資を断られたのかー

  • 1月16日
  • 読了時間: 3分

中小企業の社長にとって、資金繰りの悩み、融資の不安は大きい
中小企業の社長にとって、資金繰りの悩み、融資の不安は大きい

税理士として長く仕事をしていると、


「この会社、数字だけ見たら通ってもおかしくないのに、なぜか融資が通らない」


という場面に何度も出くわします。


そういう時、私は決算書を見直すのと同時に、必ず社長にこう聞きます。


「銀行との面談で、どんな話をしましたか?」


すると案外、こんな答えが返ってきます。


「特別なことは言っていません。返済は大丈夫です、とか…」

「頑張ります、とは言いました」


この瞬間、だいたい原因が見えてきます。

今回はその理由を分析します。


資金繰りに悩み、融資に不安がある社長は必見の内容です。ぜひ最後まで読んでいただきたいです。


銀行や信用金庫は、もちろん数字を見ています。

ですが、それと同じくらい、社長が“どう考えて経営しているか”を、言葉から読み取ろうとしています。


以前、ある社長が面談後にこう言いました。


「正直に話したのに、反応が冷たくて…」


その社長は悪いことを言ったわけではありません。ただ、何も考えていないように聞こえてしまったのです。


たとえば、


「新規事業がうまくいけば、その利益で返します」


これは一見、前向きな話に聞こえます。しかし、銀行側の頭の中ではこう変換されます。


「うまくいかなかったら、どうなるんだろう?」


銀行は新規事業に夢を見ません。

私自身も正直、新規事業は「失敗する前提」で見ています。だからこそ、「失敗しても返せるのか」が説明できないと、話は前に進みません


一方で、融資がスムーズに進む社長に共通しているのは、


「この投資が外れても、会社は死なない」


という説明が自然にできることです。


・既存事業の利益

・手元資金の余力

・かなり厳しめに作った資金繰り


こうしたものを前提に、


「最悪の場合でも、返済自体は問題ありません」


と話せる社長は、銀行から見て非常に安心感があります。


面白いのは、


「返済は問題ありません」


という言葉そのものは、どちらも同じだという点です。


違うのは中身です。


根拠のない「問題ありません」は軽く聞こえ、根拠のある「問題ありません」は、きちんと伝わる。

この差は、思っている以上に大きいです。


逆に、これは避けた方がいいな、と感じる発言もあります。


「とりあえず運転資金が足りなくて」


「使い道はざっくり決まっています」


こうした言葉を聞くと、銀行は「行き当たりばったりなのでは」と感じます。


銀行は慈善事業ではありません。


ただし、誤解してほしくないのは、担当者は基本的に貸したいと思っているということです。貸せる理由さえ整っていれば、話は前向きに進みます。


だから私は社長に、よくこうお伝えします。


「自分が銀行の立場だったら、この説明で貸したいですか?」


この視点を持つだけで、言葉は自然と変わります。

融資は気合や根性論ではなく、準備の勝負です。

数字を整えるのと同時に、社長自身の“語り方”も整えておく。


それだけで、銀行との距離はずいぶん縮まるものです。


 
 
 

コメント


bottom of page