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売上は成果、費用は努力ー損益計算書の読み方

経営者であれば、損益計算書、貸借対照表といった財務諸表を読める人でなければなりません。

しかし、数字の羅列ばかりでどうも理解できないと思われる社長さんも多いと思います。

では、そういう場合はどのように考えればいいのでしょうか?


財務諸表に載っている数字というのは、企業活動の結果を貨幣価値で表現しているものです。

その意味では、貸借対照表の資産、負債、純資産というのは、会社の財産状況というものを表しているので、一般人でも理解はしやすいと思います。


では、損益計算書はどうでしょうか?

実は、社長が数字が読めないといっているのは、この損益計算書を読めない事が言うのが多いようです。


損益計算書は、数字を言葉として読むとわかりやすくなる。



売上ー経費=利益


これを細かく表現しているのが、損益計算書です。

しかし、損益計算書を数字でみても、ふーんとしか感想が湧かないと思います。

なぜかというと、数字からは会社活動の様子が見えないからです。

売上一億円、と書かれていても「そうか一億かー」としか思えないと思います。

しかし、この一億円を売り上げるために、企業とは相当な努力をしているはずです。

しかし、数字からではこの努力している姿は感じ取れないと思います。


売上とはなにか、費用とはなにか、その差額である利益とはなにか、これを言葉で説明すると実感が湧いてきます。


売上は企業活動の成果です。社員や社長が頑張って活動した結果を数字で表したモノです。

なので、社長は売上高1億円とみたら自分たちの活動してきた姿を思い出して見るといいです。


次に費用ですが、これは成果を得るためにした努力です。

例えば人件費5千万円というのは、社員達が努力して売上を上げたという結果を、5千万円の給与という数字であらわしたものです。

他にも販売経費なども、企業活動による努力を数字にして表したものです。


そして利益ですが、この努力(経費)と努力による成果(売上)を差し引いた結果の「果実」です。


このように言葉で考えると損益計算書も読めてくるようになります。


例えば営業利益とは、社長さんや社員さんが努力して、成果を上げた結果の果実であるということです。これが赤字だったり少ないと言うことは、なにか努力、知恵、工夫が足りないということです。


また営業利益率(営業利益÷売上)というのを言葉で考えると、「努力がどの程度効率よく行われたか」という事を示しています。


このように損益計算書を単なる数字では無く、その数字が表現する意味というものを言葉に変換して読むと、より理解が深まり読めるようになってきます。


会計についてよく研究していた経営者である、京セラの稲森氏は以下の言葉を残しました。「採算表は一人一人の毎日の生きざまが累積した結果であるということを忘れてはなりません」

まさに、この一言は数字の後ろに人々の意識と活動があり、その表現が会計であると理解されていたからでしょう。


では、またなにか思いついたら書きますね。

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